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北浦和の家のリノベーション

埼玉県さいたま市に計画した、夫婦+猫7匹のための木造住宅のリノベーションです。リゾート感のある住まいをご希望されていたので、元々あったトップライトとハイサイドライトの活用し、小さく仕切られていた小部屋の壁を解体して造作家具で軽く分節することにより、広々とした空間に感じられるようになりました。

ダイニングからリビングを見る

床・化粧構造材・建具・造作家具をダークブラウン、壁・天井をホワイトにすることで、リゾート・ホテルのような雰囲気を演出しました。フローリングはオバンコールという材質の床暖房対応の製品です。既存構造木材、造作材はプラネット・カラーで木目を活かした染色にしました。

左のガラス棚は階段室を覆っています。写真左中央の柱の廻りの円い棚や窓の膳板はキャットウォークで、梁上とネコ動線をつなぎ周遊できるように計画しています。

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リビングから ダイニング、キッチン、寝室との関係を見る

リビングとダイニングは対角線に繋がります。写真右手に音楽製作のための DTM デスクがあります。写真中央奥は対面キッチンです。写真左手は寝室で造作家具と引戸で仕切られるようになっています。

キャットウォーク(左)とDTM デスク(右)

クライアントは猫を 7匹飼っていらっしゃったので、猫が遊ぶキャットウォークが必要でした。猫が梁へ上り下りできる円い棚や窓から窓へ移動できる膳板を設置し、猫が立体的に周遊できるようにしています。

音楽家のクライアントの要望で、リビングの一部に音楽製作のための DTM デスクを作りました。キーボードをデスク下に収納できるようにしています。

洗面室(左)と浴室(右)

洗面台は人工大理石でカウンターで造り、フランスのデザイナーであるフィリップ・スタルクの洗面ボウルと組み合わせています。引出は造作し、リビングの造作家具と同じダークブラウンに染色しています。

浴室/壁や天井の仕上や設備に自由度のある TOTO のハーフバスを採用しています。そこで壁はタイル張りとし、浴室と洗面室の境の壁に窓を設けました。

埼玉県川口市の一級建築士事務所 兵藤善紀建築設計事務所