2005年5月25日
ソフト・ハウスの写真
先日より始めたシリーズ写真を紹介する。ソフト・ハウスとはビニルハウスやテントなどのメンブレインを使用した簡易工作物とここでは定義したい。前回の写真は簡易工作物では無かったが、ちょうどウズベキスタンの暴動がニュースになっていたので載せた。
ソフト・ハウスの特徴は、屋根が光を透過する素材で明るかったり、壁が無かったり、床が土間や外部と同じだったりすること、壁や床があったとしても外の様子がよくわかることである。ようするに雨はしのいでくれるかもしれないが、外気や外敵から身を守ったり、プライバシーを保ったりするには心許ない建築のことである。
今回のシリーズではその魅力を紹介していきたいと思う。今日の写真は、フェルガナ盆地のキルギス側の都市オシュの巨大なジャイマ・バザールの宝石商が集まるセクション。宝石は鞄ひとつで商えるので、食料・衣料品のバザールと違って屋根の下に店が少ないのが特徴。