2005年2月4日
ウェイウェイ・ウーのブレス
先日、吉祥寺のレコ屋のバーゲンで “Wei Wei Wuu: “wei wei wuu plays bacharach”” を手に入れた。二胡奏者のウェイウェイ・ウーがバート・バカラックの曲を演奏するという、とても日本らしい趣向の企画盤である。
10曲中 2曲をウーたン・・・・・・、いやウェイが歌っていたりして、二胡とのバランスもよく、このところ仕事中のBGMによく掛けている。
今、3曲目の「サン・ホセへの道」が終わるのを息を潜めて聴いている。4曲目の「恋よ、さようなら ~対愛説再見」の出だしを聴き逃さないためにである。この曲の始まる直前にウェイのブレスする音がかすかに聴こえるのだ。これがかなり萌エ・・・・・・、いや色っぽい。リピート毎に楽しみにしている。又、中国語歌詞のバカラックは、更にソフトにソフィスティケートされた雰囲気に仕上がっている。
ところで、ウェイのボーカルは世間で言ういわゆる色っぽさを感じるわけではない。ささやくような声でパワーはないけど聴かせる声音、ようするにウィスパー・ヴォイス系である。ウィスパー・ヴォイスの人はブレスもウィスパーなのだ。この種の声は、ピロー・トークを連想させるだけでなく、ロリ・・・・・・、いや かわいらしさも同時に表現するためか、男は魅了され、女は真似したくなる(かどうかは知らない)。
私の好きなウィスパー系の歌手でアストラッド・ジルベルトというボサノバの歌姫がいる。昔、ブルー・ノート東京で彼女のライブを観たことがある。 ’60~70年代の録音をCDやレコードでしか聴いたことがなかったが、ライブでの声は、私が聴いていた昔の録音と同じ若さで、正直驚いた。
無聊仲間の「sachet」さんのところでも「ウィスパー・ヴォイス」という記事の中でブロッサム・ディアリーを取り上げていらっしゃるが、ウィスパー系に年齢は関係ないのだ。
さて、ウェイは二胡奏者なのだが、こちらの音色はとにかくエロ・・・・・・、いや艶っぽい。
8曲目「何かいいことないか仔猫チャン?」などはもう逝きソ・・・・・・、いやいや、そんな曲ではありません。読者の皆様に於かれましては妄想なきようお願い致します。
(どうもブログを始めてから悪い表現ばかり身についてしまったな)