2011年6月25日
村松さちえさんの和紙ペンダント
JELL architects の北出さんから、照明作家の展示を開くとの連絡を頂き、幡ヶ谷のアトリエへ遊びがてら見に行ってきました。
和紙を使った照明というと、行燈や提灯を連想させるイサムノグチの “AKARI” シリーズが有名ですが、松村さんの照明は、西洋のペンダント照明のガラスやスチールの部分が和紙素材に置換された、何か隠されたテーマを感じさせる作品です。和紙の素材研究がいろいろと試されており、厚い皮のような質感や、端が薄くちぎられて繊維が見えている状態、あえてフォルムを自然に歪ませてみたりなど、様々な表情があります。やわらかな彩色が施された作品は、無機質な部屋を明るく楽しくしてくれそうです。
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