2006年9月7日
鋤入れ初体験
この春から夏にかけて、急に仕事が増え、設計にどっぷり浸かっています。ついにひとりではどうしようもなくなったので、アルバイトを募集していたのですが、先月初めに決まりました。図面を描いてくれるSさんには毎日来てもらって、建築模型を作ってくれる美大生Kさんには授業の合間に来てもらっています。ひとりで設計しているときとは違い、少しずつ会社らしくなってきました。
先日、上田の住宅の地鎮祭に出席しました。最近は行わないお施主さんが多いこともあって、独立後初めての地鎮祭でした。神主さんのお払いや、降神、祝詞奏上(のりとそうじょう)の後、地鎮が行われました。この儀式では、施主が砂山の笹を鎌で刈り、設計者が鋤を入れ、工事会社が鍬で掘るのですが、鋤入れは初体験だったので大変嬉しかったです。なんだかようやく建築家として一人前になれたような気がしたのです。このような機会を下さったお施主さんには本当にありがたく思いました。
今月、湯島のマンションの一室を全面改装した物件が完成します。次回にご紹介します。
今日の写真
初夏に京都へ行ってきました。大徳寺の大光院から高桐院へ向かう途中で見かけた瓦積みの壁です。