2004年12月31日
昨日は都市銀行の営業最終日でした。午前中、国民年金と奨学金返還の支払いに行ってきました。きっとものすごく混んでいるだろうと予想していたのですが、待ち時間はほとんどゼロ。女性セブンが読めなくて残念でした。
正月用食料の買物もついでに済ませて帰宅し、昼まで小一時間があったので、雪景色を見に土手へ行きました。雪がなくなる前に見ておきたかったのです。まだ土手一面が白く、いつもと異なる風景を楽しんできました。
帰宅して昼食をとり、仕事部屋の大掃除を始めました。埃で鼻水が・・・・。デスクが片付いたところでやる気をなくし、マカロンとヨックモックを茶菓子に中国緑茶・碧螺春をいれて小休憩。
正月用シフォンの薄力粉を買い忘れていたことに気が付き、近くのスーパーへバイオレットを買いに。帰宅後、本棚・資料棚の整理をして、大掃除は完了。いい気持ちで正月が迎えられそうです。
そして本日大晦日はシフォン、柚子ジャム、栗きんとんを作る予定です。
さて、無聊写記は今年11月からスタートしました。自分の気持ちを整理して発表し、コメントやトラックバックで仲間が広がっていくウェブログのシステムは面白くて新しい体験でした。
12月よりブログを有料サービスに切り替え、アクセス解析が使用できるようになりました。おかげさまで現時点で累計アクセス数4581(ユニークアクセスは約1800)と大勢の方に遊びに来ていただきました。
読者の方々、コメントをくださった方々、トラックバックをし合った方々、mixi関係者、ブログリンク「無聊仲間」たちにはいつも感謝しています。
特にウェブログを始めるきっかけを与えてくれた猫さんとt-space氏にはあらためて御礼申し上げます。
それでは、よき新年でありますように!!
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投稿者:hyodo
2004年12月30日
今日は雪でした。バス停に行くまでの道のりで思い出に耽っていたこと・・・・・
・子どもの頃、積もった雪に小便かけて溶かすの好きだったな(今でもそうだけど)。
・ニセコの露天風呂で雪降る中、フカフカのバージンスノーに素っ裸でうつ伏せに倒れこんだっけ。
なんて書いていると、知人(痴人)たちに「やっぱりおまえは上品ぶっているだけだな」と言われてしまうので、防衛線を張ることにする。
・子どもの頃、気になる女の子に雪つぶてを投げて泣かしたりしてほんとにバカだったな。
ちょっとロマンティシズムが足りないかもしれない・・・・・・
・あのひとと初めて手をつないだのは雪の降る古都だったな。手袋越しに握り返してくる彼女の握力があまりに強くてびっくりしたっけ。
もうやめ。続きが知りたい方は、妄想専用メール”mosomoso“へどうぞ。
それでは昨日の映画評のつづきをざっといきます。
「英雄 ~HERO~」チャン・イーモウ、2003年
こういう大河ドラマみたいな話は、ちょっとひいてしまうことが多いのだけれども、これは違った。アクションシーン、戦闘シーンさえ美しい。プロットはわかっているのに何度も観たくなるような映画。
「溺れゆく女」アンドレ・テシネ、1998年
ビノッシュなので観た。さすがフランス映画。ハッピーエンドだが辛い。
この映画を見て、来年は稼ぐぞ!と思った。
「サイダーハウス・ルール」ラッセ・ハルストレム、1999年
実はアービングを読んだことがない。映画で見る限り、この人の想うところは何であろうか?といつも考えてしまう。社会問題を取り上げているのか?冗談なのか?
キメ台詞がステキ「おやすみ、メインの王子達、そしてニューイングランドの王達よ!」
「初恋のきた道」チャン・イーモウ、2000年
この人のロケ地選定眼はすごいな。厳しいが四季ある環境とおいしい食事こそが、ディのように軽やかに走る強いひとを生むのだろう。ローラ・インガルスもあんなふうに草原を走っていたかも。ところで私だったらチャン・ツィイーをあんなに待たせたりしませんよ!
「少林サッカー 」チャウ・シンチー、2001年
日本のアニメーションの影響大ですな。うる星やつらっぽい。ラストシーンは宇宙戦艦ヤマトの波動砲もしくはガンダムのソーラーレイを思わせた。
関係ないが私はバーチャストライカーで香港代表チームを操り、アルゼンチンゴールへミラクルなボレーシュートを決めたことがある。
「花様年華」ウォン・カーウァイ、2000年
「英雄」で観たマギー・チャンがあまりにイイ女なので観てみた。狭い香港の空間を色彩鮮やかにしっとりと撮っている。トラン・アン・ユンも色彩と湿度を撮るけど、気候の影響大ということかな。
さて、今日からしばらくは、バルコニー写真です。
タグ:チャン・ツィイー, ハルストレム, ビノッシュ, マギー・チャン
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投稿者:hyodo
2004年12月29日
私の家の近くにある文教堂では、DVDを100円で借りることができる。とても安いので、よく借りる。又、BS2で放映する映画もチェックしよく録画している。それら中から、今年観た映画で影響を受けた作品を紹介することにする。
(ヴェンダースは以前記事を書いたのでここでは取り上げないことにします)
「突然炎のごとく」 トリュフォー、1962年
3回は観た。硫酸を捨てるシーン、宝探し、自転車での疾走、跨線橋での徒競走、丘を転げるシーン、ある夜の3人の会話etc…全てが印象に残る。セーヌにそしてジムを乗せた車で飛び込むカトリーヌ。ジュールは幸せ者だ!
“Le Tourbillon” を歌うジャンヌ・モローがとにかく良い!私の iTune ★★★★ だ。
「シェフと素顔と、おいしい時間」 ダニエル・トンプソン、2002年
ビノッシュ主演なので観た。旅行の途中で出会うひとにはどうして心が開放できるのだろうか?異性と同室で眠る落ち着かぬ一夜、別れてからの連絡方法の確保、物理的距離が離れるほどに合わさっていく心などなど、これだけ予感が満ち溢れていても相手に踏み込んでいけるとは限らないのだ。今度料理をしてみるかな、ジャン・レノのようにはなれないけれどね。
「ひかりのまち」マイケル・ウィンターボトム、1999年
主人公の3姉妹の問題点は、母親が隣家の犬を毒殺してしまうことに全て現れているような気がする。たぶんこれまでの生活の中で蓄積されてきた何かだ。チャンスを得たとしても、普段から気を付けていないことはうまくいかない。落ちることはたやすいのに・・・。そして身近にある幸福を見逃してしまうのである。
それにしても夜の街を描写するカメラワークとナイマンの音楽が素晴らしい。
タグ:ジャンヌ・モロー, ビノッシュ
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投稿者:hyodo
2004年12月27日
私の仕事納めは、29日。あと3日です。
まだまだ仕事の人は一緒にがんばりましょう。
もう休みの人!来年の仕事を考えて憂鬱になっててください(笑)
今年のお茶、水泳は終了。
年賀状は途中。
年始用のアルコール未購入。
初詣、初日の出に行くところ未定。
ブログ納めは・・・年末年始やりますよ!
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投稿者:hyodo
2004年12月24日
平安なクリスマス・イブ、クリスマスを!
無聊写記の読者の方々に!友人たちに!未来の恋人に!そして家族に!
タグ:クリスマス
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投稿者:hyodo
2004年12月22日
冬至の日、打合せがありクライアントから柚子を頂いた。親戚の庭で実ったものらしい。7個も頂いたので、
「こんなにいただいていいんですか?近所に配らなきゃ」と言うと
「スライスして砂糖漬けにするとおいしいわよ」と奥様。
「最後の残り汁を白湯で薄めて飲む。これがまたいいんだ!」とご主人。
このご主人、酒飲みで壁一面が洋酒のコレクションの部屋があるくらいなのだが、柚子の砂糖漬けに対するこの熱のこもった言葉に、私は期待やワクワク感を超えたなんだかただならぬものを感じ取った。
打合せの帰り、柚子の香りで車中が満たされ、さわやかさな気分になりながら、『これからはレモンより柚子だな』と車だけでなく思考も飛ばしていた。
それというのも先日シフォンケーキに柚子を使ってみたのだが、レモンのような若々しい香りとは違い、なんともいえないさわやかな風味が得られ満足だったからだ。香りは柚子もレモンと同様に強いが、柚子の香りにはとげとげしていないまるさがある。
早速頂いた柚子でシフォンを焼こうと思ったが、まず奥様から伝授されたスライス砂糖漬けを今朝作り食べてみた。
「・・・・・・・・・・」と母、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」と私。
採りたてなのか皮がとても柔らい、そして口の中に広がるまるいさわやかさ、軽やかな酸味。これは「・・・・・」としかいいようがない。
毎朝母は、イイダの低音殺菌牛乳がまた売り切れていた、ヤオコーは魚の種類が少ない、そごうの食品売場は成城石井より高くて種類も少ないなど、毎朝ローテーションで同じ文句ばかりをしゃべっているのだが、今朝は無言で、柚子をトーストに乗せたり、カスピ海ヨーグルトに入れたりで忙しそうで、最後の一切れも私に「食べてもいい?」と聞きもせずに平らげていた。私たちはいつも「うちの朝食は一番」と思っているが、今日は一段と一番度が上がった。
そして巨大な後悔が私たちを襲った。昨夜、風呂に2個も入れしまったのだ。1/2個、いやそれでももったいない。来年からは柚子湯は要らない。全て食べることにしよう、ということになった。庭には柚子を植えて桃源郷ならぬ柚子源郷を・・・と妄想が早くも始まったが、それよりこの柚子でシフォンを焼くかどうかさえ迷っているのである。
タグ:シフォンケーキ
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投稿者:hyodo
2004年12月20日
今週は旨いとんかつを2回も食ったり、第九を聴きに行ったり、鎌倉に紅葉を見に行ったり、新しい気の置けない仲間と飲んだりしたので、それらを記事にしたかったが、緊急の事態が生じた。本日より「冬のソナタ—完全版」が放映されるので、その前にひとこと申し上げたくなったのだ。
改めて告白したい。私は「冬のソナタ」にはまった。3回は見たような気がする。「24 season-1,season-2」よりはまったと思う。私を直接ご存知の読者は呆れ、かなりもしくは完全に引いたかもしれない。もしかしたら携帯の電話帳から私を消去し始めたことであろう。しかし私は恐れないぞ。諸君全てを失ってもいい。論じてみることにする。
私の見解は世間とは異なる。あれは決して純愛ドラマなどではない。嫉妬とエゴイズムが渦巻くドロドロの男女関係の物語だ。軽やかでさわやかな主人公たちに目を奪われたり、濃厚なラブシーンがないからといって純愛だのと単純に解釈して子どもに見せたりしてはいけない。
このドラマのポイントは、主人公ユジンとチュンサンの情報価値の優先順位の付け方、及びその伝達方法にある。彼らは客観的事象の伝達と、感情の伝達を巧妙に使い分けている。
例えば何かしら誤解を受けている場合でも、彼らは真実を客観的に語ることによって誤解を解こうとしたりはしない。相手に気が付かせるように振舞い、最終的に相手が認識するまで放っておく。それにより、誤解させるようなことをした方が悪いのではなく、誤解した方が悪いことになるのである。更に相手の自意識の過剰さを暗に責めることにもなり、より高いアドバンテージを得ることに成功している。
更にユジンもチュンサンもお互いの本当の感情を相手に語ることがない。相手の心の負担を軽くするための思いやりだって?甘い、絶対にそれは違う。語らない理由は、自明のことだからである。だから本心ではない言葉を語ることによって、逆に愛情を証明し、時には相手を追い込み、これまたアドバンテージ獲得をしているのである。
恋人たちはふたりにしか通じない多くの言葉を持つものであろうと思うが、それにしても彼らは過剰である。しかも常に軽やかなアドバンテージ合戦をしているのだから疲れるだろうな。ドラマの終盤では実際仕事どころではなくなってしまう。こんなことを書いていると、なんて穿った見かたをするのかとご批判を頂きそうだが、私が言いたいのは、彼らには偽りの無い真のエゴイズムがあるということである。
サンヒョクもチェリンも恋の相手を束縛したり、嘘を責めたりする。事実を伝えているだけかも知れないが戦略的には間違いだ。より大きな自由を与えることにより相手に規範を作らせなければ長続きはしないだろう。民主主義社会とはそういうものだ。恋愛と社会体制は関係ないし、恐怖政治の方がお好みの方もいらっしゃるであろうが、ひとつのコツであることは否めないと思う。
まだまだこのドラマについて語りたいことはいくらでもあるが、それは今日からの放送を観てからにしようと思う。また観るのかと自分でもあきれる(笑)
カテゴリー:映画 |
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投稿者:hyodo