2005年1月1日
あけましておめでとうございます
あらためまして、hyodoです。
今年も無聊な記事を発表する所存です。よろしくお願いいたします。
今日の写真は年賀状です。昨年、ロシア・中央アジアを旅行したこともあり、ロシア語で新年の挨拶をいれました。
ガリーナさん、先日はロシア語のご指導ありがとうございました。
あらためまして、hyodoです。
今年も無聊な記事を発表する所存です。よろしくお願いいたします。
今日の写真は年賀状です。昨年、ロシア・中央アジアを旅行したこともあり、ロシア語で新年の挨拶をいれました。
ガリーナさん、先日はロシア語のご指導ありがとうございました。
2年前のある期間、私は仕事が上手くいかず気持ちが弱っていてた。肉体的には精神安定剤としての水泳が習慣となっていたので体調は悪くなかったが、精神のほうは水泳では安定せず、ちょっとやばかったように思う。こういう時って、周りの人になかなか同情してもらえないんだな。コミュニケーション不全が誤解を呼び、反感を買い、更に軋轢が生じてしまう。その頃の手帖を見ると、暗い気分ばかりが記録されている。それでも私は時間を見つけて、これまた習慣化しつつあった街歩きをし、何か面白いものを探していた。本日より掲載するエスカレータの写真はそのような時期に撮影されたものが多い。
習慣というのはすばらしい。ある程度は精神状態とは関係なく実行してしまえるからである。いやだなとか何も考えず、自動化されるのだ。私はそれに救われていることが多いと思う。(ココまで打っていたら、外の光がキレイなので土手まで自動的に散歩。そして食パンを買って帰宅)
土手を散歩をしながら、この記事のことを思い返していた。私は弱っていたからエスカレータの写真を撮っていたのだろうか?違うような気がしてきた。私はそんな芸術肌の人間ではない。そして思い出した。もっと前、そう前世紀にJR東日本の広告で川原亜矢子さんがエスカレータに乗りながら振り向いているめちゃくちゃかっこいいポスターがあったことを・・・。チラシが取っておいてあったので今見て確認した。なーんだ、これに影響されたに違いない。私は単純な人間だな、それはいいとして今度生まれ変わったらソレイユ(川原さんの愛犬)になりたいな、などと真剣に考えていた。
だいぶ話がそれてしまった。では、エスカレータの写真スタートです。
本日、デザインを一新!というほどではありませんが、リニューアルしました。最近、すばらしい記事・デザインのブログを運営している方々から、リンクしていただいた上に、お褒めのことばまで頂戴したりで、私は自分のブログの拙いレイアウトをかなり恥ずかしく思っていました。とりあえず少しは見れるものになったかな?と思うのですが、いかがでしょうか?
おかげさまで、開始後ひと月を迎えようとしています。おかしな写真(どう思いますか?この三連ドアを!)、楽しい記事を発表していきますので、今後もお付き合いの程をよろしくお願いいたします。また、リンク、TB、コメントを頂いた方々に、あらためて感謝いたします。
そろそろそんな季節ですね。事務所のウェブのPHOTOコーナーに21世紀以降の年賀状をアップしました。毎年ご好評を頂いております私の年賀状ですが、2005年もクールな感じにしたいです。ご希望の方は年賀状専用メールアドレスpostcard@hyodo-arch.comまで住所・氏名をご連絡ください。
今回の写真のテーマは「近い入口」。単にドアだけでも魅力的な被写体だけど、隣り合う入口の向こうはどうなっているのだろうか?なんだかとても秘密めいていて、私の妄想を掻き立てるのだ。
先週、ヴォルフガング・ティルマンスという写真家のインスタレーションを観た。スタジオヴォイス誌等で繊細な印象のポートレイトや静物は以前より知っていたが、写真集が欲しいとまでは思わなかった。が、99年、私は写真集「Concorde」を六本木のABCで衝動買いした。私は写真集を衝動買いしないが、前年にリージェントストリートのおもちゃ屋で買ったブリティッシュ・エアウェイズのコンコルドのキャストモデルを従弟にプレゼントしてしまったことを残念に思っていて、それがトラウマになっていたからかもしれない。
「コンコルド」の内容は説明はしないが、これを買った直後のBT99年6月号にティルマンスのインタビュー(とてもすばらしい内容)が載っていて、そこで初めて彼の写真の展示方法(インスタレーション)を知った。その方法だが、写真は壁にさまざまな高さ、間隔で配置され、大きさも普通のL判から3畳敷き位まであり不ぞろいである。しかも原則額装されずに紙のままメンディングテープで留められているか、シルバーのダブルクリップ+虫ピンで壁に固定されている。このシンプルな方法により、4つの良い効果が認められた。
思っていた以上に魅力的な展覧会だった。「コンコルド」のインスタレーションも観ることができ満足だった。ただし、展覧会のカタログ、BT04年11月号の特集共に、ティルマンス論の内容に不満が残る。