2014年8月8日
「戦後日本住宅伝説」展に行ってきました
埼玉近代美術館で開催されている「戦後日本住宅伝説」展に行ってきました。行ったのは7月中旬なので、ブログに投稿するには、ちょっと間があいてしまいました。
建築設計をする者であれば、この展覧会で取り上げられている住宅で知らない住宅は無いでしょう。さまざまな書籍等で何度も登場している作品ばかりなので、写真はどれも知っているショットでした。それでも詳細図や新たに各大学の研究室で製作された精巧な模型は、どれも見る価値がありました。また有名なショットが巨大なタペストリーになっているのも良かったです。上の写真はその巨大なタペストリー(坂本一成の「水無瀬の町家」のファサード)の前に立つ息子です。
新しい発見としては、丹下健三の自邸「住居」が美しかったです。図面や写真だけでは理解できていませんでした。模型を見てこの作品の風が通るような軽快さがわかりました。
他にも発見がありまして、原宏司の自邸「原邸」坂本一成の「水無瀬の町家」、どちらも図面の寸法が本当に本当に参考になります。他にも「スカイハウス」ってバルコニーの窓の沓摺が浮いていて、FIX になっていたんですね、とか、「松川ボックス」の傾斜天井と天窓と庭に面する窓の関係 etc…..
上の写真は、伊東豊雄の「中野本町の家」の室内写真の巨大なタペストリーの前に立つ息子です。中庭への開口部の取り方の関係で単にU字形ではないんですよね。これも発見でした。
カテゴリー:建築 | コメント (0) | 投稿者:hyodo
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