2010年4月8日
香取市でアパート・リノベーションの現場が始まりました。
今、千葉県香取市でアパートのリノベーション(リフォーム)の設計監理をしています。今週、現場の解体が終わるので、解体が終わる直前の様子を見てきました。
(住宅の設計は個人に関する情報を多く扱うため、ブログ記事にすることはこれまであまりしてきませんでしたが、今回は、賃貸ということと、管理する不動産会社から「記事にして欲しい」との要望もあり、投稿することにしました)
まずは、解体前の様子から。
築20年程のアパートですが、オーナーさんが手を入れているので状態は良好。
改装前:アパートのダイニングから和室、リビングを見る。壁紙の傷みはありますが、写真で見る限りかなりキレイです。
改装前:今回、キッチンも入れ替えるので、現在の様子を記録します。
改装前:玄関と水回りの様子です。突き当たりは浴室で洗面器が付いている2点式です。玄関の壁の向こうはトイレ。浴室は清掃し、洗面台を新たに設置、トイレ床と壁紙を張り替えします。
解体後:キッチンのあった位置からリビング・ダイニング方向を見たところです。軽やかな鉄骨の柱やブレースが現れたのですが、その感じがケース・スタディ・ハウスや50年代の北欧住宅のようです…サッシの付き方は違いますが。。。
解体後:リビングからキッチン(左)と寝室(右)を見たところです。まだ解体の途中なのにもかかわらず、工務店の方がキレイに掃除をしてくれていたので、非常に空間が把握しやすかったです。
解体後:寝室からリビングを見たところです。寝室とリビングの間にはクローゼットが置かれる予定です。それにしてもこの解体現場、まるでモダン住宅のようで良い雰囲気だと思いませんか?
解体後:取り外されたキッチンです。キッチンは90度向きを変えて設置する予定です。
解体後:キッチン上の天井の配管と鉄骨梁の様子です。アパートなのでマンションのように設備が一戸の中で完結していません。上階の部屋の設備が下りてきています。鉄骨造の建物なので、結露による錆や部材の傷みなどを心配していたのですが、非常に良い状態だったので安心しました。
解体後:玄関から入った正面の壁のブレースの様子です。このブレースが無ければもっと自由にプランニングできたのですが、構造体なので仕方ありません。むしろこれを上手く使うことを考えています。鉄骨は工場組みなので、精度が高く施工されていました。
以上、現場報告です。現場を見て非常に楽しみになってきました。なんだか良い雰囲気のアパートなのです。プランは調節中のなので、決定次第ご報告したいと思います。
カテゴリー:建築 | コメント (0) | 投稿者:hyodo
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