プラグイン・ネタ帳

小物プラグインや開発中のプラグインのαリリース、アイデアなどを置いておく場所です。ソースも公開しています。

小物・開発中プラグイン、アイデアの概要

角度保持型引き出し線
引出し線を整えるときに、角度を保持して大きさを調整できると楽だろうなぁと思って作成したプラグイン・オブジェクトです。Ver.12 で動作するバージョンもあります。
幅木断面を自動描画する
最近、実施設計が忙しく、展開図の幅木断面をいちいち描く気が失せまして、自動描画するツールを作ってみました。
拡張ミラー反転
ミラー反転を、2点クリックではなく、オブジェクトの辺をワン・クリックでできたらちょっといいんだけど、という軽い気持ちでスクリプトを組み始めたら、結構大変でした。ミラー基準線は、グループ化図形でも取ることができます。拘束点を持つ寸法の単独反転ができませんが、実用上は問題無いレベルになったかな?と思えるようになりましたので公開します。
補助線クラスの表示・非表示
補助線などのクラス表示・非表示をキーボードひとつでOn, Off できると非常に便利です。
第2の寸法設定を持つ
実施設計レベルの平面図、矩計図、展開図などは、細かな寸法を入れますが、その時文字サイズを一回り小さくしたり、描画クラスを第2寸法用に替えたりしています。これまでは、その度に文字サイズ、クラスを変更していたのですが、面倒なので、第2の寸法設定を持っておけば、楽だと思います。
ネストされたグループ図形を一重のグループ図形にする
図面の訂正などのときに、3重くらいにグループ化された図形があったりすると、イラつきません?いちいちグループのネスト構造なんて調べないで、ワン・クリックでシンプルな1重のグループに変換するコマンドがあると便利かも。
辺の表示・非表示
詳細図などを描いているときに、ある部材を途中でカットして表現したい時が多々あります。そのようなとき「頂点移動ツール」の「辺の表示/非表示」を使うのですが、図形属性が四角形だったり、グループ図形だったりすると、まず多角形に変換したり、グループ内に入ったりする操作が煩わしいです。四角形でも、グループ図形でも 1クリックで「辺の表示・非表示」を切り替えるツールがあったら便利だと思い、プラグインを作ってみました。
選択図形内の最上位のクラスでグループ化
グループ化はカレントクラスで行われるが、そうするとカレントクラスが描画クラスと関係ない場合、都合が悪いことが多い。例えば建具の断面を描いたクラスをグループ化した際に、構造の見掛りのクラスでグループ化されたりしていると、編集・訂正の際にどのクラスに描かれているのがわからずイラつくことがある。デフォルトでは、そのオブジェクトの属するクラスでグループ化される方が自然だと思う。このスクリプトは、選択図形内の(名前順で)最上位のクラスでグループ化します。
寸法の前記号、後記号に定型文字を挿入
寸法の前記号に 「CH= 」、「サッシW= 」、「階高」、「横架材間距離」など、よく書き込む定型文字列を、簡単に挿入するプラグイン・メニューがあると便利かも。操作手順は、対象寸法を選択 > ダイアログが開く > リストボックスから定型文字列を選択してOKボタンを押す という流れ。定型文字列はもちろんカスタマイズ可能。ヒストリー機能も付加するとより便利かも。
レイヤ切り替え型連続印刷
ひとつのファイルに、平面図や立面図、断面図などをレイヤに分けて作図している人向けに、選択レイヤを切り替えて連続プリントするプラグイン・メニューです。登録画面も選択してプリントすることができます。
マウスポインタ直下の図形のレイヤ&クラスにカレントレイヤ&クラスを変更した後、2Dセレクションポインタツールを選択する
デフォルトでは、右クリックでコンテキスト・メニューが起動します。しかし、「レイヤ&クラスをアクティブに」くらいしか使い道がありません。そこで、図形上で右クリックするとメニュー表示無しに、直下の図形のレイヤ&クラスにカレントレイヤ&クラスを変更し、2Dセレクションポインタツールが選択されるコマンドは汎用性があるのではと思い作ってみました。更に右クリックの判定を、AutoHotkey で行うことにより、非常に便利になり、クラスやレイヤのプルダウンを使うことはほとんど無くなりました。マウス直下の図形が無い場合は、2Dセレクションポインタツールの選択のみです。
グループ内の図形を選択
図形のグループ化は大変便利なのですが、グループ内の図形を訂正・編集するのは、結構面倒です。(拙作「斜め作図支援」には、グループ化された図形をそのまま頂点移動できるツールがあるのですが、これを開発してから、格段に楽になりました)。これは、クリック座標下のグループ図形の中に入って、目的の図形を選択し、任意の編集を行ってから、グループを自動的に出る、というイメージです。名称は「グループ図形内用セレクションポインタ」という感じです。
同一線上にある2線(もしくは3線以上を)一本の直線にする
時々、欲しいコマンドです。ベクターを使って、外積か傾きで平行判定し、同一点通過をチェックすれば簡単です。ツールでは既にできているのですが、クリック座標下の図形を拾うタイプなので、線が完全に重なっている場合は作動しません。できたら複数図形を選択して、メニューコマンドで一発処理が望ましい。しかし、僕のハンドルの操作が未熟でして、イマイチ上手くいかず、開発はストップしています。
クラスの重なる順序を名前順にする
Vectorworks では、クラスというレイヤのような概念があります。開発元は、このクラスを、他の多くのCADではレイヤと呼ばれている機能のように使うことを推奨しています。しかし、クラスはレイヤのように重なる順番が無く、レイヤに慣れている人はそれが不便です。このコマンドは、クラスの重なる順序を名前順にします。
多角形を四角形に変換する
四角形を多角形に変換するコマンドは、デフォルトのメニュー・コマンドにあるのですが、その逆はありません。不可逆変換なのです(笑)。四角形は、中心をスナップすることができる点が便利なので、時々多角形を四角形にわざわざ描き替えたりしていましたが、結構そういう機会があるので、コーディングしてみました。このコマンドは、多角形を四角形に変換するためのものです。 ※オブジェクトタイプが曲線で、頂点数が4の場合(多角形の辺を非表示にしているときなど)にも対応しました。
書込み寸法を選択
詳細図などで、それが明らかな時以外では、書込み寸法は厄介な存在です。大抵の場合、図面を間に合わせるためだけになされた処理だからです。ですから、図面を編集・訂正・変更していて「なんで寸法が合わないんだろう?」ということがあれば、「書込み寸法があるに違いない」と疑いましょう。このコマンドは、書込み寸法のみを選択します。正確には、データパレットの「寸法値の表示」属性のチェックボックスがOFFの寸法のみ選択します。
カラー図面をモノクロ印刷
クラス属性や、レイヤカラーでカラー表示されてしている図面を、白黒レーザープリンタで印刷する際に、いちいち「画面>白黒表示」にチェックしなくてもいいようにする、簡単だけど、毎日の作業を楽にするプラグイン・メニューです。Ctrl + P (Mac は、Command + P) などに登録するとより便利です。